
ブレーキはただ、止まるだけではなく、
安定した車両姿勢を作るのにも重要
上のパニックブレーキの車両図では前荷重が
掛かりすぎてハンドルは切れない。
また後は荷重抜けして
タイヤグリップも抜けトラクションも入らない。
このままでは同乗者は恐怖しか感じませんね!
足首だけの思いのままに
コントロールでブレーキングが微調整が出来たら❣
とっても楽に、安定し安心して運転できます。
上手い制動とはどの速度でも
一定圧力でブレーキを踏んで停止線前にしっかり止まる事!
80km/hで40mの時も、40㎞/hで100mの時も
同じように一定圧力で停止線手前に停止する。
このドライビングに心がけると
同乗者は大きく体を揺さぶられることがないので
安心した安堵感に包まれ、
『運転が上手くなったね‼』と喜ばれますよ

若い頃、ペーパーロックの問題で(1980年代後半)
毎月ブレ-キオイルを交換していた。
夜ごと走るいつものコースを3往復すると
ディスクローターは熱されてすぐ真っ赤に・・・
とりあえずブレーキオイルは
純正DOT3で済ませていたが。
DOT4も、チラチラ見掛けだしていた。
ただそのコストがすさまじく高い…
(まだ一般化していなかったというもありますが)
また、当時は、DOT4の耐久性は長くて1年しかなく
普通のは半年しか持たない。
DOT5では3~6か月と超短いものに、
【吸水性が高く、高多湿な日本には不向き】
今では化学も発達し
純正DOT4/2年対応できるまでになってきた。
なので、車検時は絶対交換を
おろそかにしてはいけない物なのです❣
PS・・・
現在、日本国内でDOT表示に変わって
【日本工業規格(JIS)基準に沿った】
ブレーキフルードも利用されていて、DOT規格と同じ様な物で、
BF-3やBF-4、BF-5といった表記がされています。

1980年代後半、自分は某雑誌で
針金をブレーキホースに巻き付ける記事を見て
『こりゃ凄い❣』とそれをまねることに、
針金はサスペンションに付いたままでは面倒だな!?と
自宅でパンダグラフジャッキで
タコ糸に変えて試してみることに
タコ糸だと目も詰めて
細かく巻き付けられるし良いよな…(^^♪
と、終わって
試しに自宅廻りを軽く走ると効いてるぞ!
と意気揚々と試運転の感触。
夜になりいつものコースを走り回る
はじめは最高に良い感じ
3往復すると徐々に違和感が!
ペダルの踏力が逃げる感じ、でもブレーキの底ズキはしていない。
ペーパロックでもないのに、
プアー感がペダル踏む毎に?
下回り見てもオイル漏れもなく
危険を感じ今日は早々に切り上げ変えることに!
翌朝、明るい処で車を見ると
ブレーキホースが伸びていることに気が付く
部品交換をしてみると、曲がったR部の外側の一部が
コブが出来ていて今にもハチ切れそう。
早々の交換で難なく済みましたが、
憧れのステンメッシュホースは偉大に見えた覚えです。(/ω\)
(この当時付けられても、違法な部品ですから車検は通りません)

ブレーキパッドの交換、
スポーツブレーキパットメーカーができ始めた頃
筑波走行会があるので前回は純正では
2周でフェードして効かなくなった。
純正パッドに見切りをつけ
エンドレスのレーシング用なるものを購入
4輪入れ替えて試してみる。
こりゃ~最高にウハウハ気分、
明日は走行会と眠れぬ夜を過ごす。
翌サーキット走行会を存分に楽しみ、
帰路を走る今日は好調だったなと思いを伏せる。
ニヤニヤが止まらない。
翌日、通勤、帰路の時フロントから
ブレーキ時に異音が発生❣
見てみるとディスク部がギザギザ
ブレーキパッドがもう無くなった(/ω\)、
家までゆっくり帰り、古い純正パッドに交換戻す。
いくら良いブレーキでも即無くなるパッドでは
財布も身が持たない
自分の好みのブレーキパッドは初期タッチが良く
全域で踏力に見合ったパッドを好む
耐久性が良い物が最高です。
(ディーラー時(90年代~2000年初頭)にオリジナルで造ってもらった)
この時期ブレーキパッドは
『フェロード』が一番良かった。
絶対的な制動感は80点ですが
自分の走りで3~6か月持った。
何より安かった!(^_-)-☆


90年代後半
いすゞの新車ビークロスのメーカー発表/説明会があった時
商品企画部の担当者から
ブレーキの摩耗についても発表されたが
ブレーキローターの交換は推奨してなかった。
丁度世界的にアスベスト禁止に移行中で
ディスクパッドがノンアスベスト化し
耐熱温度に不安を抱える問題が起こって
ブレーキローターの交換が必要な時期だった
これまでのディスクローターの硬度を下げ
パッドの摩耗に合わせ消耗させる形が
世界に広がりブレーキディスクとパッドの
硬度の問題が大きく係る
これを機に発表するべきと促すが…
(白&金ツートンカラーの標準化・ドアミラー&ドアノブハンドルの
カラーキード化・5人乗りの追加、一世風靡したワゴン車
8ナンバーキャンパー新車登録などかなり影響は与えていたのだが)
実際、欧州向けの車には、柔らか目
アジア向けは中間、中東向けは硬目を採用
アウトバーンがあるため高速時の効きを意識
アジアではまだ高速も少なく一般走行が主だった
中東は砂の問題があることで
パッドとローターの間に嚙む砂で
摩耗しないようにという配慮
輸出国向けにパッドもローターも
考慮されるようになった。

憧れのステンメッシュホース(90年代初期)
車検対応をしているメーカーが出てきて
新たにいすゞ ビッグホーン用を
ラインナップしてもらうことに
ミュー用と同じシャーシを利用する事
純正部品と共通番号と現物も渡し認可へ
その後、友人のビッグホーン/UBS55に
装備、(初代イルムシャーR)で
首都高を走る、あまり言える速度ではないが(31年前)
イジリまっくってメーター読みで結構な速度で走った
31x10.5Rの/外形780㎝と太く巨大なタイヤを
重さ2tの車がフルロックできた。
油圧の凄さが身に染みる記憶、気分は最高だった!
(お蔭で100台以上交換させて貰いました)
その後フルモデルチェンジしマイナー後ABSが装備されたのだが
すると、100㎞/h程度でブレーキ踏んでも、
踏力が逃げる・・・絶対的なブレーキ感が損なわれた
ドライ路面でも逃げる踏力、嘆き悲しむ・・・
ABSユニットで油圧が分散され油圧管理が
できにくくなった事が原因である

この当時ダートアタックレース用(ダートラ)では
ABSのヒューズを外して応戦していた。
ロックはするかもしれないが、
ブレーキコントロール性はこちらの方が良くタイムは縮む
と、ブレーキだけでも、色々とありました。

理論と実際の事、実体験を
経験して考えるのが一番です。
だから、20年前からSEV-(旧)Linkを
ブレーキマスターシリンダー&ABSユニットに装備
ブレーキオイルの活性化と劣化を制御でき、油圧管理ができる。
現在もブレーキが気になる
お客様には、リセッティング時に余った
SEVで行っていたりもする。
【もしブレーキマスターシリンダーとABSユニットがスムーズに動作したら?】
1.安定した制動力:
ブレーキペダルを踏んだ時の力が、マスターシリンダーによって
効率的にブレーキキャリパーに伝わり安定した制動力が得られます。
2.短い制動距離:
急ブレーキ時でも、ABSユニットが車輪のロックを防ぐことで、
制動距離を短くし、危険を回避できます。
3.操縦安定性の向上:
ABSユニットが滑りやすい路面での
車輪のロックを防ぐことで操縦安定性が
向上しスリップしにくくなります。
4.快適な乗り心地:
ブレーキの効きが安定することで、
乗り心地が向上し、運転中の疲労を軽減できます。
【つまり油圧管理がより効率的に行われる。】

油圧管理できるブレーキは、
足首の調整だけで制動が出来る。
普通の車では膝から曲げて踏み込むアクションが必要
これだけ時短が出来るのだから
安定感・安心感は絶対に!
ステンメッシュホースが装着されていなくても
踏力の心配がなくなります。
こぼれ話、ブレンボなどの
一体構造ブレーキではSEVは要らない?❣
なぜ?あんな重そうな構造をしているのか・・・?
それは硬剛性を持ち、歪まない構造を持たせ、
300㎞/h からでも瞬間的に安定した制動を与えるため、
それでもブレーキの発熱は同じ
油圧管理が安定すると更に上の走りを楽しめます。
もちろんブレーキパッドへの配慮で
ブレーキキャリパーにSEV AL-Type Rがオススメ!
もし、ブレーキパッドのフェード
これを初期の状態で維持が出来たら?
常に高い制動力が得られる:
フェードが発生するとブレーキパッドの摩擦係数が低下し
制動力が低下します。
初期状態を維持することで、
急な停止時でも安定した制動力を確保できます。
ブレーキタッチの安定性:
フェードによってブレーキタッチが変化することがありますが
初期状態を維持することで、
常に一定のブレーキタッチが得られ、
運転操作性が向上します。
ブレーキ部品の寿命延長:
フェードは、ブレーキパッドやローターの摩耗を
加速させる原因となります。
初期状態を維持することが出来れば
これらの部品の寿命を延ばすことができます。
(ブレーキダストの出る量が減り汚れが少なく?
すなわちブレーキパッドの減りが軽減している。
と言う事が推測できますね)
安全性向上:
上記のメリットから、安全性の大幅な向上が期待できます。

ブレーキマスターバックの役割は、『ブレーキ倍力装置 ❣』
これは丸い円盤でA室とB室を
分け隔て普段はエンジンバキュームで真空/
負圧にして同調しているが
ブレーキペダルを踏んだ際、片方を開放し,
片方は真空/負圧でこちら側に押され、
ブレーキマスターシリンダーを押す力を
倍増・補助している物
その効果は450倍と圧倒的です。
(昔の車はマスターバックがなくブレーキが
死ぬほど重いと言われていたのがこれです)
以前は密封性を高めるため、
ALを利用していました。
ただし、その効果は体感できる様な?
レベルで推しではなく保護的
円盤のオイルシールの密封性が
上がるのか?アシストが良かった。
でも効果は薄いな!と
推奨はしていません。
今回の新製品、効果が飛躍的に
上がっている事で更なる効果を
体験できるようになっているので
追加装着もお試しください。

昔の雑誌に載っていたSEVの記事です。
時代に配慮して当時の文は消しました。
自分がSEVに興味持ったきっかけは
SEV-ALとの出会いから!
個人の感想となりますが、
それまで、良く効くブレーキは良いのだけれど
毎度2万キロ毎の交換には嫌気がさしていた。
【さりげなくつけたSEV-ALで、3万5千キロまで寿命が延び!】
驚きを隠せない!なんで…?が頭をよぎる
整備士、2級・検査員・学習指導員免許、
迄保持して意味判らない。
『机上の空論よりまず体感して、何に効いているのか思慮することが大切』
何が出来て、何にこれは、効いているのかを試すのが一番良い!
それからずっとSEVの探求に勤しみ現在となっています。

【マスターシリンダーストッパー】
なる物も一時流行りましたね ❣
あれは何するものぞ・・・ストラットの付け根に
BKT(ブラケット)でマスターシンダーを一体化し
ブレーキ油圧の逃げを回避させるのが目的
話は戻って1980年代後半
日産/シルビアやスポーツカー全体向けでラインナップしていました。
ジェミニZZ/R用はありませんした。
なんでだろう?
ストラットサスペンションじゃないから?
止められない?
いや、ショックの頭は同じように
小さいが出ているし…
そこで友人のカローラでエンジン止めたまま
何度かブレーキフルに踏んでみる。
すると、『 ペコン・ペコン 』と変な音がする…?
ジェミニに乗り換えて同じように試す。
何の音も出ない❣
今度はボンネット開けて友人に代わりに踏んでもらう
すると、バッフルボードパネルが大きくゆがみ
跳ね返る時に音を出している。
これだけ膨らんでしまうパネル剛性だと
ブレーキもワンポイントずれるような?
友人に変わり、現象を確認してもらう
何とか理解できたようだ。
パネル剛性の重要性がブレーキにも影響すると
理解できる現象ですね
長文になりましたがブレーキのリアルを
求める方は、色々知っておいてほしい事です。